小学校の音楽室で聴いた3年生のピアノ演奏と歌

小学校1年生になったばかりの2001年5月の昼過ぎ、私は同学年の子約60人と担任教師と一緒に校内の音楽室に入室しました。 音楽室の中には既に2学年上の3年生たちが居て、そのうちの1人真琴ほのか(仮)がピアノを触っていました。 練習していたようでしたが曲を弾いていたわけではなく、音の調整をしているようでした。 その様子を横目で見ながら先生の指示通り後方にパイプ椅子を並べ、着席します。 1年生が全員座り終えると、3年生はピアノの前に立ちます。 そして3年生の担任が「星に願いを」と曲名を発表すると、ほのかさんの伴奏の元で合唱が始まりました。 1年生から見た3年生は大きくて、ピアノを弾いている子も歌っている子も大人に見えました。 それと当時の私はピアノについて良く知りませんでしたがディズニーの有名な曲を演奏してくれたので、聴いていてとても楽しかったという記憶があります。 音楽室で行われた3年生たちの合唱は、入学して1ヶ月足らずの私たち1年生を学校に慣らすためだったのでしょう。 同じ教室に居る全員が、幸せな時間を過ごせたと思います。 あれから10年以上の月日が流れましたが、あの幸せな時間は今でも鮮明に覚えています。